包み隠さず精神科

現役精神科医が精神医療の内情を、包み隠さず話します

良い精神科医の探し方 人となり編

医者自身の性格は、変えようがない。これの合う合わないはとても大きいと思う。

もうこればっかりは実際に医者と話をしてみるしかないだろう。

バシッと厳しく言われるのが合う人もいるし、さくっと診察が終わるのが良いという人もいる。いくつか受診して、合うDr.を探してみる必要がある。

優しいDr.が良いDr.なわけではない。症状がおさまっていくかどうか、で判断してほしい。口は悪くとも、しっかり診てくれるDr.も多い。逆に口ばっかりで何もしないやつも多いので、よく見ることだ。

 


人となりは、「家族が困って受診させたい」パターンでとても大切になってくる。どれぐらい診療に手間をかけてくれるか。Dr.によって大きく違う。

診察室まで来ないとみないパターン、駐車場ぐらいなら行くパターン。人によっては家まで行くDr.もいるし、往診専門の病院なんかもあったりする。

往診専門病院は別として、基本的に診察室から外に出るのは嫌がられる。そもそも時間がかかるし、安全面の確保だったり、トラブルが起こった時の対処(患者が車から走って飛び出すなど)が不確定となるためだ。私は病院の敷地内ぐらいならば出向くが、やはりできれば診察室へ連れてきてほしいと思う。往診となると、スケジュールの調整や移動手段の手配など、かなり手間がかかるので敬遠しがちだ。よほど重症な患者でないと動きづらい。

ここで「人となり」が大切になってくる。医者になる人には、いい人が多い。家まで迎えに行くことを苦に思わないタイプのDr.は、確かに存在するのだ。残念ながら私は違うけれど(笑)

どうしても家族の力だけでは連れて行けないという人も、どうか諦めず病院探しをしてみてほしい。


ただ、いくら人となりが良いからと言っても、初診ですぐ往診に行く医者はまずいない。まずは家族だけ外来へ足繁く通い、Dr.とよく相談することだ。この時に、何度相談しても「連れてこないとねぇ…」という雰囲気が強いDr.のときは、チェンジでいいだろう。